心理発達コラム
大人時間と子ども時間
大人の生活時間と子どもの生活時間は違います。
特に睡眠時間は、大きく違い、次の日の生活に大きく影響します。特に、就学前後のお子さんにとって、睡眠は、とても大事になります。
食事と同じくらい、成長の糧として大事です。
それは、就学してからも中学生になっても大事ですが、小さいころは、いつ寝るかは、親が見本になります。
どうしても大人時間で生活してしまうと、お子さんも、親御さんといっしょに起きていたかったり、なんだか楽しそうだったりすると、どうしても寝ようとしません。
生活習慣が身に着くまで、寝る時間は、いっしょに寝るなどをしないと「僕が」「私が」寝ても大人は楽しそうなことをしているかもと思うと、寝てくれません。
ゆっくりと時間をかけて、寝る準備をしていきましょう。
工夫は、色々とありますが、お子さんによっては違います。
一つの流れとして、布団に入って、絵本を読んでもらうというようなことがあれば、あ、寝るんだな~とお子さんは思います。また、寝る前、できれば、2時間前くらいからは、ゲームはやめておいた方がいいです。
特に、発達障がいの傾向があるお子さんは、寝ること、起きることが苦手なお子さんがいらっしゃいます。
そういうお子さんほど、意識して、寝る雰囲気を作ることが大事になります。
方法は、試行錯誤するしかないですが、少なくとも、生活習慣が身に着くまで、大人時間よりも、子ども時間を意識することが大事になります。
それでも発達障がいの傾向があるお子さんには、難しい時があります。
その時は、専門家と相談しながら焦らずに対応を考えましょう。
また、周りの人も、睡眠など苦手なことがあることを理解して、あげられたらいいですね。