心理発達コラム
子育てのイライラの対処法3
前回は、イライラ=ストレスと考えてストレスの対処法について書きました。
ストレスは大きいかどうかでなくて、自分がコントロールできるかどうか、整理してみましょう。ストレスの総量をコントロールしましょう。という話をしました。
今回は、コントロールできないストレスです。
で、また理屈っぽい話になって申し訳ないですが、
イライラするのはなぜでしょう?
逆にイライラしないのはなぜでしょう?
イライラしない時ってお子さんは、どういうことをした時ですか?
色々あるかもしれませんが、周囲の目などもあるかもしれませんが、それはちょっと話が複雑になるので、そこは今回はおいといて、子どもにイライラしない時って「子どもだから仕方ない。」とか、「これくらいならいいか。」と思う時です。
つまり、自分の中にある基準で決めているのです。
(これも1歳未満のお子さんではまた話は違いますが、これもすみません。今回は除きます)
なので、イライラする=自分の決めた基準から外れるということになります。
そのために、まず、自分の基準をに直してみる。
本当にその基準は絶対に大事なことなのか、お子さんの年齢にふさわしいのか考えてみる。
または、言葉のやり取りができる年齢になると、どういう基準があるのかあらかじめ伝えておく。
伝える場合は、「人に迷惑にならないように」などという、抽象的な伝え方は伝わりません。
相手の視点に立って、考えるというのは、小さいころには難しいのです。
だから具体的に、「道路は端っこを歩く」などがいいでしょう。
自分の基準をまず見直してみませんか?
後、基準が、気分によって変わっていませんか?
今日は仕方ないか・・・みたいな感じに基準がずれると、お子さんも、どこまでしていいのか混乱してしまいます。
イライラしないようにするのではなくて、イライラする基準を見直してみる。
一つのヒントとして考えてみてください。