心理発達コラム
遊ぶことの意味
赤ちゃんから、小学校くらいまでは、さまざまな遊びかたがあります。
一人で楽しく遊ぶ、遊びもあれば、みんなでなんとなく遊んでいるものもあれば、ルールがしっかりとした遊びもあります。
どの年代がどうかを詳しく書きすぎると誤解が生じたり、逆にわかりにくくなるので、大まかに書いてしまいますが、一人で遊ぶことも、発達を促す意味では意味がありますし、集団遊びや社会性に繋がっていきます。
また、一人で遊んでいる時に、たとえば、一人で絵を殴り書きのように線を描いているだけでも、それが、いつか、形のあるものに変化したり、手の力のコントロールに繋がったりします。また、ブロックや積み木遊びで、何かを想像する遊びも、他の遊びに移行するために必要だったりします。
また、みんなと遊べなくても、いっしょにいるだけで、みんなを観察することになり、いつか、集団遊びに入れることもあります。
遊ぶことの意味は、最終的には、社会性を身に着ける練習でもありますし、体を上手く使う練習だったりします。
しかし、それ以前に、想像したり、みんなと遊んだりすると楽しい、面白いという感覚を身に着けてもらうことです。それをもたせることができると、次に、色んな人間関係に繋がったり、新しいことを感じたり、考えることができるようになったりします。
遊んで楽しいという感覚を、まず持てることができたらいいですね。