心理発達コラム
専門書を買う時に注意すること
数年前から、発達に関する本はたくさんでています。
専門家が書いていますし詳しく書いてあります。基本的なことから、科学的なことまで内容は多岐にわたります。でも、本を買う時に3つ注意点があります。
一つは、できるだけ発行年度の新しいのを買ってください。
もちろん、10年前の本でもいい本もありますが、発達の分類等が年代によって違うので注意が必要です。
今は、そうはいわないというのがあったりするからです。
でも、対応方法などは、大きく変わることはないので、発行年数が古くても、いいと思うものは取り入れていくのはいいと思います。
もう一つは、専門的な本には、2種類あります。
専門家に向けた専門書。
保護者や当事者に向けた専門書です。
まじめな方は、専門家に向けた専門書を読んで字の多さに挫折することがあります。また、専門家も、そういう本を勧められたりすることがあって保護者は、読まないといけないと思うことがあります。
保護者の方は、自分のお子さんのスペシャリストでいいし、当事者の方は、自分のヒントになればいいので、難しい単語が頭に入るよりも、どう対応したらいいか、感覚的に理解する方が大事です。
最後には、著者がどういう立場の人かです。
医者なのか?
教育関係者なのか?
福祉関係者なのか?
当事者なのか?
ジャーナリストなのか?
それぞれの立場によって書かれていることが違います。
著者紹介もみておくのもいいかもしれません。
今は、立ち読みできる本屋さんもあれば、図書館でも、発達・心理関係の本がたくさんでています。誰かが、いいと言っていたからといって、自分にあうとは限りません。自分で本の相性を確かめてみるのをお勧めします
まず少し、気になるところを読んで、自分に合いそうな本に出会ってみましょう。