心理発達コラム
夏休みに家庭でできるソーシャルスキルトレーニング1
他のページでお伝えしたように、夏休みに無理をしないことは大事だと思いますが、それでも負担がない程度に何かしたいと思うこともあるので、少しずつ書いていきたいと思います。
まず、学校などでソーシャルスキルトレーニングを受けている場合は、そこで家で取り組めること、また、学校やそういう機関と協力して考えるのがいいでしょう。
今までにやってきたことの復習でもいいかもしれません。
もっと他にしたい場合。
学年や発達年齢によるので、簡単にはいきませんが、気持ちのコントロールの部分でいえば、まずは、その時の気持ちを把握できるところから始めましょう。
嫌な気分になって、気持ちのコントロールがきかなくなってから、その気持ちを抑え込むのは難しいです。
落ち着いている時に、自分の気持ちを意識できるようになれたらいいですね。
感情って簡単なものではなくて、大人でも自分の感情を完全に把握しているわけではないです。
特に感情がコントロールが苦手な大人は余計だと思います。
感情は、自分を第三者的にみることが必要です。
俯瞰的にみることができるようにならないとできません。
これは、大人にならないと難しいですし、先ほど、伝えたように大人でも難しいです。
まずは、自分の気持ちを意識しようとするのが大事です。
簡単なのは、まずは自分の気持ちを100点満点で表したり、シールや、記号や顔文字で表したりするのもいいかもしれません。
毎朝、そういうことをして、気分が変わった時に、どういう理由で変わったのか、本人と話してみましょう。
感情は、向き合うのは、とてもしんどい作業です。
理由は色々ありますが、目に見えないというのも大きいです。
学年に応じて、楽しみにつながるようなこととができたらいいですね。