心理発達コラム
アスペルガーの思春期以降の対応について
診断基準が改定されたために、自閉症、高機能自閉症、アスペルガーなどと言われていた自閉症傾向の方を自閉症スペクトラムと診断するようになりました。
診断はお医者さんの領域ですし、診断基準などは、他のサイトに譲るとして、はっきりわかるような感じのお子さんは、中学校までに、だいたい誰かが気が付いて、どこかに相談されることが増えてきました。
高校生以上になって、気が付かれないまま、ある程度、勉強ができたので、そのまま高校生になってしまう。
そして大学になってしまう。そんなことがあります。
思春期を超えると、一見、そういう特徴が見えにくくなってしまいます。
ですが、困っている方もいらっしゃってます。
ほとんどが、対人関係のトラブルと、どう行動していいか分からないということがあります。
特に大学になると、自由度が高く、クラスというのも決まっていないので、
- 勉強をどんな風にしていいか分からない。
- 単位をどうやってとっていっていいか分からない。
- 友達にどうやってなっていいか分からない。
- そういうことを誰に相談していいか分からない。
- 授業中うるさくていらいらする。
- 授業中何をしていいのか分からない(板書とかない先生もいるので)
ざっとあげてこんなことに困ります。
これらのストレスから2次的な障害に発展することもあります。
それらのストレスを減らすためには、まずは、自分の居場所を作りましょう。
自分の趣味がある人は、趣味のサークルなどに入ってみましょう。
そこから色んなつながりができて、助かることも多いです。
でも、そこでも、トラブルがあることもあります。
そのために、学生相談室や学生支援課などがあるので、そういうところも活用してください。
大学は、通わなくなってしまうと、ますます通いにくくなってしまいます。
そうなる前に、本人に気付きを促したり、保護者や周囲の人が気が付いたら、医療機関にかかることも大切ですが、そういう対応ができるようになると、少し生活しやすくなるかもしれませんね。