心理発達コラム
中学生の行き渋りについて3(友達関係について)
今回は、友人関係のつまづきについてです。
中学生くらいになってくると、大人が、意識しようと思っても、意識できないくらいささいなことでも、今まで、仲が良かった友達と、上手くいかない場合があります。
大人が気が付いた時、お子さんが、そのことを大人に話ができた時は、かなり人間関係がこじれていることが多いです。
人間関係が得意なお子さんなら、他のお子さんとの関係がありますので、一人のお子さんと上手くいかなくなっても大丈夫でしょう。
でも、人間関係の苦手なお子さんにとって、一人の友達とのトラブルは、とても大きな問題です。
毎日、会うのが辛くなったり、一人でいるのが、耐えられなくなります。
大人が間に入って、調整したくても、敏感な時期では難しい問題があります。
まず、周囲の大人ができることは、普通に関わること、特別扱いをしないこと。
何気ない会話をたまにすること。になってきます。
その中で、時間が解決することもあります。
また、教室に入るのが辛ければ、しばらく、別室で過ごすのもいいかもしれません。
大事なのは、それがきっけかけで、日常生活が大幅に崩れることがないようにする必要があります。
日常生活を過ごすことによって、気分が変わることや、次にすすめる場合があります。
もちろん、少し休憩することも必要ですが、その時のお子さんの状態をみながら、学校や、保護者が話し合って、本人の意思を尊重しながら、どうするかきめられたらいいですね。
それが、一山越てから、友達との関係の作り方や、上手くいなかった時の修正する力をみにつけていけるように、話すことができたらいいですね。