心理発達コラム
行き渋りについて(小学校高学年編)6
高学年(小5~小6)編の続きです。
学校に行きにくくなる理由として、色んな整理をしながらお伝えしています。
1.対人関係の問題
2.いじめ
3.クラスの状態
4.学力の問題
5.理由はないけどなんとなく
6.複合型
7.低学年からの継続
8.担任の先生との相性
9.その他
今回は、
5.理由はないけれどなんとなくです。
家から出にくい環境がある場合。
生活のリズムが崩れているということがあります。
また、もう一つは、思春期になると、色んなことに敏感になり、理由ははっきりわからないけれど、なんとなく行けないことがあります。
特に高学年から中学生にかけて、こういうような、感じがあるように思います。
こういう感じで行けなくなってしまうお子さんは、学校に行けるようになったとしても、理由ははっきり分からないままだったりします。
低学力であったり、そうでなかったり、友達がいたり、そうでなかったり、学校では楽しそうにしていたり、一人でいたりと様々です。
なんとか理由を聞き出したとしても、それを解決したからといっても登校しやすくなるわけではありません。
では、この場合は、どうするか?ですが、出来る限り、色んな人がかかわったり、声掛けをしたり、学校と関われるきっかけを探すことです。
保護者は、状況を学校と連絡をとりながら、無理のないように色んな人と関われる橋渡しをしてあげるようにするのも一つの方法です。
また、学校の話を全くしないというわけには現実的には難しいと思うので、話す時間を決めてそれ以外の時は、普通に接するようにできればいいですね。
お子さんによって、時間がかかる場合と、すぐに何事もなかったかのようになると思いますが、周囲や専門家との連携も大事になってきます。
逆にいうと、保護者が一人で抱え込まないようにしましょう。