心理発達コラム
行き渋りについて(小学校高学年編)4
高学年(小5~小6)編の続きです。
1.対人関係の問題
2.いじめ
3.クラスの状態
4.学力の問題
5.理由はないけどなんとなく
6.複合型
7.低学年からの継続
8.担任の先生との相性
9.その他
1.対人関係は、これまでに書いてきました。
残りのことについて書いていきたいと思います。
2.いじめの問題です。
この問題は、深刻さのレベルがあります。
命にかかわるようないじめの問題があれば、安全が確認されるまでは、学校から離れるなどの緊急措置が必要です。
学校ともよく話合いましょう。
それでも上手くいかないようなら、教育委員会などとに連絡をとって対応してもらわないといけないです。
しかし、これも本人が伝えたらの話です。
本人の状態をよくみておく必要があるでしょう。
普段からの様子をみて誰かが感じたサインを大事にしましょう。
次に、本人が訴えていて、命までの問題はなくても、本人にとって、学校に行きたくないと思える場合です。
3.クラスの状態と関係してますが、クラスの状態が、安定していないと、いじめが分かりにくくなります。
また、他のお子さんにとって、なんでもないことでも、嫌な思いをしている場合があります。
騒がしいこともストレスになっている場合があります。
教室の状況が落ち着くと楽になる場合もありますが、すぐに解決するわけではないので、これをきっかけに生活リズムが崩れると、クラスが落ち着いても教室に戻れなくなるので、学校に行ける時もあれば、そうでもない時でも朝起きるというリズムだけは崩さないようにしておきましょう。