心理発達コラム
行き渋りについて(小学校高学年編)2
行き渋りについて2
高学年(小5~小6)編の続きです。
今回は、1.対人関係の問題についてです。
女の子なら、クラスの中でグループができます。
早い子なら、小学校低学年。もっといえば、幼稚園くらいからできますが、このあたりは、担任の努力でなんとかなることも
多くあります。
・・・悪化することもありますが・・・
高学年になると、そういかない場合が多いです。
思春期になると、自分のことが気になりはじめます。
自分が気になるということは、基準ができるので他人のことが気になります。
他人が自分と違うということが敏感になってきます。
そして、自分が他人と違うと思われるのも嫌がってきます。
自分が他人と違うと思われないためには、グループを形成します。
グループの仲をよくする一番簡単な方法は、敵を作ることです。
グループ以外の人を敵とすることで、グループの関係を維持します。
いじめの構造と似ているといえば似ていますが、いじめは、ここから攻撃的な部分もできますが、対人関係で躓くのは、その中に入れずに一人でいてしまったり、上手く入っていても、何かのきっかけで、はじかれてしまうことです。
ここで、はじかれたことに敏感な人は、とてもつらい思いがします。
この状況をどう変えていくかは、また書きたいと思います。