心のウォーミングアップバックナンバー
2014.03.01
ここケット通信4 言葉は万能ではない2
言葉は万能ではない
ここケット通信第4号です。
今回は、前回の続きです。
自分の思っていること、感じていること、イメージしていることが上手く言葉にできない人には4つのパターンがあるかもしれないと書きました。
1.頭の中でイメージできているんだけど、上手く言葉にできない
2.相手の要求を理解しようすることにいっぱいいっぱい。
3.正しい答えを言わないといけないと思う。
4.そもそも何も考えていない。
前回は、2と4を中心に書いたと思いますが、今回は、1のことについて書きたいと思います。1は言葉にしてしまうと、自分のイメージが崩れるように思うことがあるように思います。
これには、二つ考えられることがあって、
1.自分のイメージがぴったりと重なる言葉がなくて、他の言葉にあてはめると気持ち悪くなる。
2.言葉にしているうちに、自分のイメージしていることが大したことじゃないような気がする。
そんな感じがあると思います。
そういう時に、聞き手が無理に言語して翻訳しようとすると余計にかき乱された感じになって混乱するんですよね。だから、聞き手はできる限り、待ってあげる。できるなら、その人のイメージを共有できるようになる。
そういうことが必要になります。
共有するのは、最初は難しいし、かなりのテクニックがいりますが、イメージで考えるという練習をしていると聞きやすくなるかもしれません。
イメージで考えている人は、まずぴったりの言葉をさがすのでなくて、断片の言葉や、それに近い言葉を単語でもいいので、付箋に書いてみたらどうでしょう。
もう一つはイメージで考えるというやり方です。
イメージしたものを絵や記号に描いてみたり、写真をとってみたり、図にしてみるというのもいいかもしれません。
要するにアウトプットしてみて、自分の中にとどめない。
自分の中で溜め込んでしまわない方法の一つですし、何かを相手に伝えたい時にヒントになるかもしれません。
私は、面接などをしている時に、この人は、言葉の方が考えやすいのか、イメージの方がとらえやすいのか、考えながら伝えるようにしています。
上手くいっているかどうかは、話されている人に聞くしかありませんが・・・それを聞くにも、言葉かイメージか、どちらか聞くか考えないといけないですね。
コミュニケーションはどちらにしても難しいですね。では。